川島 素晴 (かわしま もとはる)氏への委嘱曲


川島 素晴(1972〜) ぽりぷろそぽすW 安斉 慶太:書き下ろし・・・2002年度委嘱新作初演


プロフィール

 1972年東京出身。1999年東京芸術大学大学院修了。 近藤譲、松下功に師事。秋吉台国際作曲賞(1992)、ダルムシュタット・クラーニヒシュタイン音楽賞(1996)、ISCMコペンハーゲン大会(1996)、日本音楽コンクール第2位及びE.ナカミチ賞(1996)、第7回芥川作曲賞(1997)、日本舞踊作家協会奨励賞(1997)、ACL横浜大会(2000)等。1996年、及び1999年「東京の夏」音楽祭にて作品個展を開催。2000年、「ExMusica」 誌0・1号に自作論「演じる音楽」を執筆。同年、芥川作曲賞受賞作と委嘱作の、2つの管弦楽作品と、1999年ハノーファー・ビエンナーレ委嘱作品等を収めた作品集CD「ACTION MUSIC」発売(FOCD2548)。2001年は、いずみ・紀尾井・しらかわ3ホール合同委嘱による室内管弦楽作品、隠岐ミュージックセミナー委嘱による混声合唱作品等を発表。 本年は、パリ(1998)、ロンドン(2000)と継続して委嘱されてきた舞台シリーズの新作が、2002年9月にギリシャとエジプトにて上演予定、等。「ストリング・アンサンブル・ヴェガ」のために毎年大規模な編曲作品を提供する等、編曲作品も多い。「Ensemble Contemporaryα」(東京)、「next mushroom promotion」(大阪)メンバー、「いずみシンフォニエッタ大阪」プログラミングアドヴァイザーとして、また、バトルコンサート「F vs K」のシリーズ等、現代音楽の企画、研究活動も多い。大阪音楽大学講師。 *今回の新作は、詩人・安斉慶太との共同作業となる。安斉とは、紀尾井シンフォニエッタの仕事を通じての友人で、これまでにも合唱曲や歌曲を共作してきた。既成の詩への作曲に懐疑的な川島が、構想段階から協議して新しい歌の可能性を探る試み。


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