伊東　乾（いとう　けん）氏への委嘱曲

伊東　乾（1965～）　木馬／光のくだもの　大岡信：詩　・・・２００２年度委嘱新作初演

プロフィール

　1965年1月27日東京生。作曲家＝指揮者。作曲を松村禎三、近藤譲、故松平頼則、高橋悠治、チェロを故橘常定の各氏に師事。第一回環太平洋音楽祭では故L.バーンスタインに学ぶ。ほかに故I.クセナキス、故L.ノーノ、故J.ケージ、G.リゲティ、P.ブーレーズ各氏などの指導を受けた。東大理学部物理学科在学中に故武満徹監修「今日の音楽」作曲賞でデビュー、同大学院在学中の第一回出光音楽賞など、受賞、委嘱多数。文化庁芸術インターンシップ研修員、東フィルオペラコンチェルタンテシリーズ副指揮者などを経て、95年、松平頼則「モノオペラ源氏物語」を作曲補作／構成補助、オーケストレーション補佐から指揮／芸術監督まで全責をもって世界初演。97年、故黛敏郎氏のあとを受けテレビ朝日系列「新題名のない音楽会」の音楽アドヴァイザ－、故J.ケージ未完の遺作「オーシャン」再現上演のオーケストラ監督としてM.カニングハム舞踊団と共演。 2000年、東京大学に新設された大学院情報学環に、作曲＝指揮／情報詩学助教授として任官、母校初の音楽実技の教授職として重責を担っている。主な作品に「COSMOSTROPHE」(1993、都制50周年記念作曲賞)、「QUAND/TEMPS : M.デュシャンとJ.ケージによる能オペラ」(1999、アートキャンプ白州委嘱)、「朝:声のめざめ」(2000、東京混声合唱団委嘱)、「松浦寿輝の三つの詩」（2001、岩崎叔委嘱）「説教あぽとおしす縁起」(2001、神奈川芸術文化財団委嘱)。 2002年の進行中作品に「五つのヴァリエーション（中嶋香委嘱）、「能楽、大津皇子」（橋の会委嘱、テクスト：深瀬サキ、シテ：観世清和、美術：宇佐美圭司／爽子、芸術監督：土屋恵一郎）などがある。

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伊東 乾 （いとう けん）氏への委嘱曲

伊東　乾（いとう　けん）氏への委嘱曲